(副業焙煎士の体験談)失敗しない焙煎機選び

副業

こんにちは!コーヒー豆売りながら会社員しているえむけーです。
今回は焙煎機選びのコツについてお話しします。
焙煎機についてご質問いただくことが増えてきたので、コーヒー豆の販売を始めて5年目の副業焙煎士の経験から、焙煎機選びで大切なポイントをまとめてみました。

 

1. お客さんの層で選ぶ

焙煎機を選ぶ上で最初に考えるべきなのは、どんなお客さんがメインになるかということです。

ぼくの場合は個人のお客さんが中心なので、小さめの焙煎機で十分でした。今は200gを2台使っています。これくらいのサイズだと、個人のお客さんの注文に柔軟に対応できるんですよね。例えば、100gの注文が3件、200gの注文が2件みたいな日でも、無駄なく効率的に焙煎できます。

一方、卸売りがメインの場合は1kgくらい一度に焙煎できる大きめの機械の方が効率的かもしれません。ぼくも卸しの注文が入ると、小さい焙煎機では大変だなと感じることがあります。1kgの注文が入ったときなんか、5回も焙煎しないといけないんですよ。時間もかかるし、焙煎度合いを均一に保つのも難しくなります。

将来的に卸しの比率が増えてきたら、大型の焙煎機の導入も検討しようかなと考えています。例えば、200gの小型機と1kgの大型機を組み合わせれば、個人向けと卸向けの両方に対応できそうですよね。お客さんの層によって必要な焙煎機も変わってくるので、ここは重要なポイントです。

2. 注文頻度で選ぶ

次に大切なのが、1日どのくらいの注文があるかという点です。これによって必要な生産能力が決まってきます。

毎日コンスタントに注文がある場合は、ぼくのように200g×2台とか、もう少し大きめのものを選ぶといいでしょう。ぼくの場合、平均して1日6件くらいの注文があるんですが、この2台があれば何とか対応できています。ただ、繁忙期には朝の5時から9時まで焙煎することもありました。

逆に1日1件あるかないかであれば、Amazonで6〜7万円くらいで買えるジェネカフェが最も適しているかもしれません。ぼくも最初はジェネカフェを使っていました。1日1〜2件程度の注文なら、十分対応できる能力があります。

ジェネカフェは使いやすくて冷却機能もついているので、初心者にもおすすめです。操作も簡単で、ボタン一つで焙煎から冷却まで自動でやってくれるんです。ただしパワーは強くないので、注文が増えてくると物足りなくなるかもしれません。ぼくも最初の1年くらいはジェネカフェ1台で頑張っていましたが、だんだん限界を感じるようになりました。

ぼくは今、ロスティリーノという焙煎機を使っていますが、200V電源なのでジェネカフェの倍くらいのスピードで焙煎できます。1バッチあたりの焙煎時間が短くなったおかげで、生産性が大幅にアップしました。注文頻度に合わせて焙煎機を選ぶのがポイントですね。

あと、将来的な成長も考慮に入れるといいと思います。今は1日1件でも、半年後には3件になっているかもしれません。少し余裕を持った能力の焙煎機を選ぶのも一つの手かもしれませんね。

3. 扱う豆の種類で選ぶ

最後に、どのくらいの種類の豆を扱うかも重要です。これは意外と見落としがちなポイントなんですが、実際に販売を始めてみるとその重要性がわかります。

3〜4種類程度でいいなら、大きめの焙煎機1台でもOKかもしれません。
でも、もっとたくさんの種類を扱いたい場合は小さめの焙煎機を複数台用意するのがおすすめです。ぼくの場合、常時10種類近くの豆を扱っているんですが、小さい焙煎機2台があることでうまく回せています。

ぼくの経験上、お客さんが買う豆の量は種類によってばらつきがあります。例えばエチオピアは200gだけどブラジルは600g、みたいな感じで。大きい焙煎機1台だと、こういう状況に対応しづらいんですよね。1kgの焙煎機で200gだけ焙煎するのは効率が悪いし、かといって1kg全部焙煎しちゃうと在庫の問題が出てきます。

小さい焙煎機を複数台使えば、その日の注文に合わせて柔軟に対応できます。200gの注文が2件、400gの注文が1件みたいな日でも、それぞれの焙煎機で別々に焙煎すればいいんです。これなら鮮度の高い状態でお客さんに届けられますし、在庫の無駄も減らせます。

それに、複数の焙煎機があれば同時に違う豆を焙煎できるので、作業効率も上がります。ぼくの場合、一方でブラジルを焙煎しながら、もう一方でエチオピアを焙煎したりしています。

どんな販売スタイルを目指すかによって、焙煎機の選び方も変わってくるわけです。多様な豆を扱いたいなら、小回りの利く小型機が有利かもしれません。一方で、少ない種類で大量に焙煎したいなら大型機の方がいいでしょう。自分のビジネスプランに合わせて選んでいくのが大切です。

以上、焙煎機選びの3つのポイントでした。かっこよさも大切ですが、まずは冷静に自分のスタイルに合った焙煎機を選ぶことが大切だと思います。

ちなみにぼくのおすすめはジェネカフェです。2年使いましたが本当に使いやすかったです。Amazonで7万円くらい、メルカリなら5万円くらいで買えるのでコスパも◎。交換部品も簡単に手に入るのでメンテナンスも楽チンです。

ヒーターやドラム内の金具なども簡単に交換できるので、長く使えるのも魅力です。ぼくの知り合いには5年以上同じジェネカフェを使っている人もいますよ。初期投資を抑えたい人には特におすすめですね。

ただ、冬場は少し注意が必要です。ジェネカフェは室温が低いと動作しないことがあるんです。ぼくも冬に焙煎しようとしたら起動しなくてびっくりしたことがあります。寒い地域の人は、焙煎する場所の保温対策も考えた方がいいかもしれません。

それから、焙煎機を選ぶ際は、設置場所の電源容量もチェックしておきましょう。ジェネカフェなら100Vで大丈夫ですが、ぼくが今使っているロスティリーノは200V必要です。自宅の電源を確認して、必要なら工事をしておくことをおすすめします。

最後に、焙煎機を選ぶときは、できれば実際に使っている人の話を聞いてみるのもいいと思います。カタログスペックだけじゃわからない使い勝手の良さや難しさがあるものです。ぼくもSNSでいろんな焙煎士さん相談しました。

焙煎機選びに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
ではまた!

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