コーヒー豆販売の差別化戦略

副業

こんにちは!
コーヒー豆売りながら会社員しているえむけーです。

今回は「コーヒー豆販売の差別化戦略」について、ぼくの経験からお話ししていきたいと思います。
コーヒー豆の販売を始めて5年目、会社員との両立4年目で給料を超える売上を達成できました。これからさらなる売上アップを目指しているところなので、差別化については常に考えているテーマです。

技術による差別化の限界

最初は「技術で差別化しよう」と考えていましたが、すぐに限界を感じました。何十年も焙煎している方々の技術には到底敵わないと悟ったんです。副業で始めたぼくにとって、技術面での差別化は現実的ではありませんでした。

実は、焙煎を始めた当初は手網を使っていたんです。初心者には扱いやすくて、それなりに美味しいコーヒーが淹れられました。でも、販売を始めようと思ったときに、これじゃあ効率が悪すぎると気づいたんです。そこで片手鍋に切り替えました。片手鍋なら一度にたくさんの豆を焙煎できるし、しっかり攪拌もできるので、品質もグッと上がりました。

ただ、注文が増えてくると、片手鍋でも追いつかなくなってきて…。そこで思い切って電動焙煎機「ジェネカフェ」を導入したんです。これが大正解でした。焙煎からチャフの回収、冷却まで全部やってくれるんですよ。ただ、1回の焙煎量が250gまでなので、400g以上の注文には2回焙煎が必要になります。1回の焙煎に20分以上かかるので、効率を考えると悩ましいところです。

こうして少しずつ設備を整えていったんですが、それでも長年やっている方々の技術には及びません。そこで気づいたのが、技術以外の部分で自分らしさを出すことの重要性です。例えば、商品構成や店舗のコンセプト、接客スタイルなどですね。ただ、これらも簡単には決まらず、試行錯誤の連続でした。

 

人間性による差別化

実は、100回近くリピートしてくださるお客様もいるんです。でも不思議なことに、なぜぼくの豆を選んでくれるのか、最初はよく分かりませんでした。

よくいただくコメントに「会社員しながら頑張っている姿に共感します」「家族を大切にしている様子が伝わってきて応援したくなります」というものがあります。つまり、コーヒーの味や品質だけでなく、ぼくという人間を応援してくれているんですね。

この気づきから、自分のキャラクターや人間性を前面に出すことにしました。インスタグラムやXなどのSNSで、焙煎の様子や日常生活を積極的に発信しています。「会社員×コーヒー焙煎士」という二足のわらじを履いている姿や、朝早く起きて焙煎する様子など、ありのままの自分を見せることで共感を得られているようです。

例えば、ぼくの場合は庭に焙煎小屋を建てたんです。これが意外と反響がありました。「自宅でも本格的な焙煎ができるんだ!」って驚かれることが多くて。この焙煎小屋のおかげで作業効率も上がったし、何より自分の”コーヒー焙煎士”としてのアイデンティティが強くなった気がします。

また、最近はラジオ配信も始めました。声だと、その人の本音が伝わりやすいって聞いたことがあって。実際、ラジオを始めてから意外と聴いてくださる方がいて、それをきっかけにコーヒー豆を購入してくださる方も。コーヒーの話はもちろん、日々の生活のことや、会社員との両立の苦労なんかも話していますが、意外とこういう話に共感してくれる人が多いんです。

 

独自の販売方法

最近面白いと思ったのが、自販機でコーヒー豆を販売している人の存在です。
これは近所の人が気軽に買いやすい仕組みで、ぼくも真似してみたいと思っています。

会社員との両立で時間が限られる中、お客様が好きな時間に購入できる仕組みは魅力的です。こういった独自の販売方法も、一つの差別化になるかもしれません。

ぼくの場合、メルカリでの販売から始めました。メルカリは新規出品者でも上位表示されやすいので、知名度ゼロの状態からでもお客様と出会えるんです。今でも新規のお客様の多くはメルカリ経由です。

それに加えて、メルカリShopsにも出店しました。これがまた良かったんです。メルカリShopsは通常のオンラインストアの機能を持ちつつ、メルカリの膨大なユーザー数の恩恵も受けられるんです。出店して間もないのに、すぐに注文が入り始めました。

あとは、ブログやnoteでの情報発信にも力を入れています。この記事からコーヒー豆の購入に繋がるケースも増えてきました。情報発信は積み上げに時間がかかりますが、長期的に見ると大きな資産になると思っています。

 

顧客との関係性構築

差別化の中で一番大切だと感じているのが、顧客との関係性構築です。ぼくの場合、購入してくださったお客様には必ず手書きのメッセージカードを同封しています。最初は時間がかかって大変でしたが、今では欠かせない習慣になりました。

このメッセージカードがきっかけで、SNSでフォローしてくれたり、メルマガに登録してくださったり、感想を送ってくれたりするお客様が増えたんです。中には「いつも楽しみにしています」って言ってくれる方もいて、本当に嬉しいですね。

また、お客様からのフィードバックは新商品開発にも活かしています。例えば、「カフェインレスのコーヒーが欲しい」というリクエストが多かったので、デカフェの豆も取り扱い始めました。これが意外と好評で、新しい顧客層の開拓にも繋がりました。

価格設定と利益率の工夫

差別化というと、どうしても商品や販売方法に目が行きがちですが、実は価格設定も重要な要素です。ぼくの場合、最初は「安くしないと売れないかな」と思って、原価ギリギリの価格設定にしていました。でも、それだと利益が出ないし、品質向上の余地もなくなってしまいます。

そこで、少しずつですが価格を上げていきました。同時に、品質向上や付加価値(丁寧な梱包、メッセージカードなど)にも力を入れました。すると、意外なことに売上が落ちるどころか、むしろ増えたんです。

今では200g1000円くらいの価格帯で販売していますが、この価格でも「コスパいいね」って言ってもらえます。利益率も改善されたので、新しい機材の購入など、さらなる品質向上のための投資もできるようになりました。

 

まとめ

結局のところ、完璧な差別化は難しいと感じています。でも、自分のキャラクターや生き方を前面に出すことで、共感してくれる人は必ず現れます。技術や味だけでなく、「この人から買いたい」と思ってもらえることが大切なんです。

ぼくの場合は「会社員しながら毎朝焙煎楽しんでいるコーヒー屋さん」というキャラクターが、お客様との接点になっています。自分らしさを出すことで、他にはないコーヒーショップになれるんじゃないでしょうか。

これからコーヒー豆の販売を始める方も、自分の特徴や生き方を積極的に発信してみてください。それが意外な差別化につながるかもしれません。

結論として、差別化は一朝一夕では実現できません。でも、続けることで自然と自分なりの方向性が見えてきた感じです。大切なのは、周りと比較して無理しないこと。

自分らしくこれからもコツコツやっていこうと思います。

ではまた。

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副業でコーヒー豆の販売している会社員の売上の推移がわかるので、
今後コーヒー豆の販売始めようと思っている方や、すでにやっているけど、
売上がイマイチ上がらないなーと悩んでいる方に読んでいただきたいです。

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